アルコール依存症の治療に使用されている抗酒剤「シアナマイド」ですが、こちらを服用後に飲酒をするとどうなるのか、自分の体験談を書き記しておきます。現在、治療でシアナマイドを服用している方はこの記事を読み、断酒を続けていきましょう。
シアナマイドの効果持続時間は24時間
服用すると体内でのアルコールの分解を阻害する効果のあるシアナマイドですが、その効果は人によって異なるものの24時間程度といわれています。服用直後でなくても効果が持続している間にアルコールを摂取すると、悪酔いの症状が現れるといわれています。
ここでは、自分がシアナマイド服用後に飲酒してしまった体験談をもとに、どのような状態になるのかをお伝えします。
服用後の飲酒は体に大きな負担がかかる
自分の場合、朝シアナマイド50mlを服用し、その日の夜我慢できずに缶チューハイを飲んでしまいました。一口飲んだ瞬間は体に異変はなく大丈夫なのかと思いましたが、飲酒後10分程度で 心臓がバクバクと早くなり、心拍数が急激に上がりました。運動等をした時よりも大きく早く経験したことがないくらい心臓の動きが早くなり胸の痛みを感じました。
同時に顔や手が真っ赤になり、いわゆるお酒が弱い人と同じような反応が出ました。
胸の痛みで、動くことも困難になり安静にしていないと命の危険を感じるほどでした。その後安静にして2~3時間で徐々に体調は戻りましたが、今までの自分ならすぐに酔いが醒めていたのに比べるととんでもなく酔い(悪酔い)状態が醒めるのに時間がかかりました。
このようにお酒が強い方でも、シアナマイド服用後の飲酒行為は大変体に負担がかかりますし、命の危険さえあります。シアナマイドを服用している方は絶対に飲酒しないようにしてください。アルコール依存症の治療のために飲んでいる抗酒剤ですので、頑張って断酒を続けましょう。以上、シアナマイド服用後に飲酒するとどうなるか、自分の体験談でした。
余談ですが、お酒が弱くすぐに悪酔いする方にお酒を無理に進めることは、このような悪酔い状態を強要していることと同じだということを身をもって体感しました。自分がお酒が強いからといって他人に飲酒を強要するアルコールハラスメントにも注意しましょう。
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