禁酒生活24日をクリアし、25日目の朝を迎えた。今朝はすっきり、いつもより早起きできたので、そもそもなぜお酒を飲み始めたのか、記録しておこうと思う。同じ道を辿らないために。
いつから飲み始めたのか?
大学に入学すると、新歓コンパやらなんやらと飲み会が多く開催される。一人暮らしの寂しい学生だったので、とりあえず参加する。ここから飲酒生活が始まった…と言いたいところだが、その前から飲んでいた。と思う。記憶が曖昧だが、辿っても1人で飲んでいる自分、飲み会では酒豪と称される自分(飲めないんです〜、なんて言ったことないうえ、思われたこともない)しか思いだせない。酒飲み家系だったため、家にストックがあった。親も一緒に飲める日を楽しみにしていたのだろう。おそらく、一緒に晩酌を始めたのがきっかけだ。そうすると、16年以上の飲酒歴か。
習慣化したのはなぜなのか?
毎晩の晩酌、習慣化したのも、飲み始めて間もなくだったと思う。飲酒歴=習慣飲酒歴。習慣化した理由として、いくつか思い当たることがある。
睡眠薬代わり
10代半ばからか、家庭のことで心配事やストレスが溜まることが多くあった。今考えると自分が未熟だったのだが、当時は悶々と考え続け、相談する相手もおらずイライラしていた。夜寝ようと思っても寝られない。だが、お酒を飲むようになると、すっと寝られた。お酒を飲めば寝られるんだ。だが暫くすると、お酒がないと寝られなくなった。寝付けないだけでなく、一晩中寝られないのだ。お酒を飲む以前から寝つきは悪く、睡眠の質もよくはなかったが、飲酒歴1年も過ぎた頃からの睡眠障害はアルコールの離脱症状だろう。
浮腫まない水分補給
夜寝る前の水分補給。健全な学生らしくお茶やお水を飲んでいた頃は、翌朝確実に浮腫んでいた。特に瞼の腫れがひどく、苦労していた。そのため、夜の水分を取らないようにもしていた。だが、アルコールだとどうだ。夜にビールを飲んでも翌朝浮腫まない。このことに気がついた時は驚いた。ビールなら、喉の渇きを我慢せず飲んでも瞼が腫れない。よく、お酒を飲むと浮腫むと耳にするが、水で浮腫む私にとってはむしろ逆。こうして、夜の水分補給は、アルコールが常となってしまった。
オフのスイッチ
これは性格だが、起きている間あれもやらなきゃ、これもやらなきゃと気になってしまい基本的にずっと動いている。すると、ずっとオンの状態で終わりがないのだ。この状態、動いている間にできるリラックス方法が、お酒だった。1日の終盤、ビールの缶をプシュッと開けると‘あー1日頑張った’とオフモードに入れた。逆に言うと、お酒がないとオフになれない気がしていた。
禁酒生活ではどうなったのか?
まずは一言。全て解消されている。
睡眠の状況
何度も禁酒にはチャレンジしており、今までも一番辛かったのは、禁酒直後の睡眠障害だった。酷いときは1週間以上も寝られず、日中もイライラし本当に辛かった。そして辛さに負け、またお酒に手を出してしまうという繰り返し。今回は幸いにも禁酒開始時、風邪薬を処方されていた。これが睡眠導入剤となり、寝られなかったのは最初の3日程で、その後は細切れでも寝られるようになった。今では布団に入れば10分で寝られ、夜中も一度目が覚める程度。この16年で最も質の良い眠りが取れている。
アルコールと水と、浮腫みに差はあるのか
お酒の代わりに炭酸水を結構な量飲んでいる。500ml 1本は必ず飲んでいて、2本飲んでしまう日もある。日中も喉が以前よりも渇くことが多く、1日の水分補給量は増えている。にも関わらず、翌朝の浮腫みは出ていない。お酒の時と変わらないか、むしろ少しすっきりしている。今までの思い込みは何だったのか。
オフになれるのか
お酒をやめてみた分かったのだが、お酒を飲みながらの家事は効率が悪かった。あぁまだ終わらないと、ため息をつきながら進める。リラックスと呼べるような状態ではない。だが、お酒をやめた今、家事の終わる時間が早まり、自由な時間が増えた。自由時間確保のために、家事を早く終わらせられるようになった。平均して20〜30分短縮できている。平日でも、子どもたちとおしゃべりをし、2時間映画が観れるし、読書もできる。ブログも書ける。ながら家事より、断然オフになれているし、好きなことができている。
お酒がないとこれができない、なんてことは一つもない。思い込んでいただけだと禁酒してよくわかった。
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