アルコール依存症入院治療「精神科閉鎖病棟の相部屋へ移動」

アルコール依存症入院体験談等

入院から一週間経った日の午後、ようやく隔離保護病棟から相部屋の病室へ移動した。

入院用に持参した荷物を台車に乗せて病室まで運んでもらう。どのような病室だろうと期待をしながら廊下を歩いていくと、病棟の一番奥にある病室へ案内された。病室は4人用となっており、ベッドが4つ並んでいたが、この病室に入っていたのは私を含めて3人だった。相部屋の患者と軽く挨拶を交わし荷物の整理をする。

患者一人につき、ベッドの横に3段の洋服タンスと、テーブルとして使えるキャビネットが用意されており自分の荷物はここで管理することになるようだ。私は窓際の位置にベッドを用意されていたので外の景色が見えて開放的な病室に感じた。前日までいた完全に孤立した空間から移動して雰囲気が一変した。

病室に用意されていたキャビネットとタンスのイメージ。キャビネットはテーブルを引き出して使えるようになっている。

トイレは今までとは違い、病室から出たところに共用のトイレがあり丸見えのトイレからは解放された。その日の私は頭痛がひどかったため、あまり動けずベッドでゆっくり寝て過ごすことにした。相部屋に移動したので隔離保護病棟にいるときより、自由にできることが増えるはずなので体調がよくなれば色々とこの病棟でのルールなどの情報を聞いてみよう。その日は運ばれてきた夕食を食べて、就寝時刻より早めに眠りについた。

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