アルコール依存症入院治療「精神科隔離保護病室での看護師への不信感」

アルコール依存症入院体験談等

コロナ禍でバタバタしているということもあってか、なぜか看護師の方によっていうことが違うことが良くあり、些細なことだが入院直後で院内の生活について何も知らない自分にとっては不信感が募る日々。

歯磨きをするくらいなら部屋から出て洗面所を使ってよいという看護師の方や、時間帯によっては部屋から出てはいけないという看護師の方もいて、細かいところのルールがあいまいというか、病院側の都合や、患者の様子を見て対応をその場で変えているような気もしてならない。私の勘違いかもしれないが、不安やストレスが大きすぎて看護師の方をなかなか信頼することができずにいた。

特に、大部屋に移動するまでの閉鎖保護病室での生活は、ずっと一人で過ごすためとても不安だった。私の場合は自分の意思で入院した為ある程度心の準備はできていたものの、急性アルコール中毒で運ばれて入院した人や、ほかの精神疾患で家族や医師に入院させられた人にしてみれば突然こんな所に入れられたら暴れたくなる気持ちもわかる気がする。

隣の部屋の患者が別の部屋へ移動したようだ。失禁したり昼夜問わず壁を叩きわめいたり、看護師からすれば大変な患者だったろう。入院から一週間経てば、私もこの隔離保護病室から相部屋に移ると告げられた。やっとこの孤独で閉鎖された空間から抜けられるという安堵と、相部屋での人付き合いなど煩わしいことが増えるのではないだろうかという不安が入り混じった気持だちだ。ただ、こんな環境に慣れてしまってはいけない。早く治療して退院しなければならないのだ。もう一度自分を戒めて眠りについた。

いつから、そしてなぜ、私はこんなにも一人の環境を好むようになってしまったのだろう。一人とは言っても決して自立ではなく、他人に助けられながらでしか生きていけない非常にわがままな「一人」のろくでもない人間になってしまった。後悔の念が今も心に付きまとう。

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