アルコール依存症入院治療「初日、精神科隔離保護病棟のショック」

アルコール依存症入院体験談等

入院初日、付き添いの妻と子供ともに病院につき、少しの説明を受けてから私は隔離病棟に移動した。私が隔離病棟に入った後も付き添いの妻と子どもは私の入院用の荷物監査や面会や、差し入れのルール説明などを受けていたようで入院するときは付き添いのほうが大変だと感じる。

看護師の方に家族が帰ったと伝えられたのは午後5時15分、病院についてから1時間以上も経っていた。この病棟に入院する患者がまず入る病室は普通の病室ではなく、隔離保護病棟と呼ばれる必要最低限の設備しかない部屋だ。入院直後の患者はパニックになり暴れる方も多いようで、患者本人、周りの入院患者、看護師や医師の安全を確保する意味でも1週間ほどこの隔離保護病棟で過ごすことになるそうだ。

隔離保護病室って何だろう?閉じ込められるようで不安!って思うけど、

本当は、患者さんの安全のために用意されている病室なんだよ。

この部屋は畳4畳分くらいのスペースに、寝るための畳と布団、そしてむき出しのトイレ、外からカギがかかり、内側からは自由に開けられないドア、食事を外から入れるための小窓、ナースステーションと会話するためのスピーカーとマイク、監視カメラ、時計のみが備え付けられている。悪い言い方をすれば独房のような感じである。

制限が多いこの部屋は、入院直後の患者がパニックで暴れたりしても病棟内の安全が保てるように用意されている。入院した患者が環境に慣れてきたら、この病室から出て相部屋に移動できるようになる。

入院当時にメモした隔離保護病室

このような環境にいきなり入ることも面喰らったが、何より一番申し訳ないと思ったのが、付き添いの家族が1時間以上も家に帰れずにいたことだ。なんで私の荷物検査のために1時間以上も病院で待たされないといけないのかと思うと涙が出てきた。独房のような病室にはいかにも頑丈そうな鉄の格子窓がついているのだが、その窓から見える外の景色はすっかり暗くなっていた。

入院の際に持ってきた剃刀やハンガー、ひも付きの衣類などは危険物に当たるとして家に持って帰らされたようだ。その日のことはそれ以外はあまり覚えていないが、看護助士の方が温かいお茶をペットボトルに入れて持ってきてくれた。お願いすればお茶はお代わりできるようだが、すでに心が折れかけていた私はその日は布団で寝ることしかできなかった。



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