アパレル閉店セール攻略法!本当にお得か見極める方法

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閉店セールと聞いてどのようなイメージを思い浮かべますか?

閉店するのだから、お店の在庫一掃処分でとってもお買い得になるというイメージを持っている方も多いのではないでしょうか?

実は、閉店セールにも様々な趣旨の閉店セールがあり、すべての閉店セールが一概に良いものを安く買えるとは限りません。 今回は、アパレル会社で働いている私が、閉店セールにはどんな種類があるのかと、どのような閉店セールがお得なのかを説明していきたいと思います。

完全閉店と、移転改装閉店では全然ワケが違う

まず、閉店セールには大きく分けて2種類の閉店セールがあり、「完全閉店」セールと、「移転改装閉店」セールと言われる2種類です。この2つはどこが大きく違うのかというと「完全閉店」はそのお店自体が閉店するとなくなってします場合を指します。 そして「移転改装閉店」セールは一旦お店がなくなって、同じ場所にもう一度改装オープンするか、近隣に移転オープンする場合を指します。

2つの違いはこの点しかないのですが、「完全閉店」か「移転改装閉店」かによって閉店セールのお買い得度は全く違ってきます。なぜなら、閉店セールの価格はお店の「在庫」に大きく関係してくるからです。

「完全閉店」と「移転改装」セールでは「完全閉店」の方が断然お買い得

先ほど挙げた2種類のセールでは「完全閉店」の方が断然お買い得です。

アパレルショップは、当然ですがアパレル商品を販売した売上で営業を行っています。そのお店を閉店させる場合、財産である商品をどれだけお金に換えられるかという問題に直面するのですが、「完全閉店」の場合、閉店してしまうと他にその商品を売る場所がなくなってしまします。ですので、お店側は安くてもよいからできるだけ商品を販売したいワケです。ですから破格の最終処分価格で赤字覚悟の価格設定を行うお店も少なくありません。(それでも売れ残った商品の売り先や最終処分価格がどれくらいまで下がるのかはまた別記事で紹介したいと思います)

一方、「移転改装閉店」の場合、一旦閉店するまでに商品が売れ残っていたとしても、移転先の店舗や改装後にもう一度販売すればよいという猶予がありますので「完全閉店」に比べるとどうしても割引率が少し抑え目になります。

お店側からすれば商品が売れ残ったとしても問題はなく、それよりも「閉店セール」という謳い文句を使えることで、来店客を増やしたいという狙いがあります。

上記の理由から「完全閉店」と「移転改装」セールでは「完全閉店」の方が断然お買い得ということが言えるのです。 但し「移転改装閉店」セールの場合、購入したお客さまには、次回オープンした時のクーポンを配布したり、リピーターにはお得なイベントも同時に行うことが多いため、いつも利用している方にとっては「移転改装閉店」セールも大変魅力的なセールと言えるでしょう。

チェーン店か、個店経営店かも重要なポイント

先ほどは閉店セールの種類について説明しましたが、もう一つ重要なポイントとして、お店の経営形態があげられます。閉店セールの場合、そのお店がチェーン店か、一店舗しかない個店経営かで売れ残った在庫の処分の方法が大きく変わってきます。

まず、チェーン店で同じブランドのお店が複数ある場合、1店舗がもし閉店してしまったとしてもその在庫は、他の営業している店舗に移動して販売すればよいのです。このため、チェーン店の閉店セールでは、売れ残ったら他の店舗に回そうという感覚で販売側も価格設定を行うためある程度の抑え目の値下げ率となることが多いです。 一方、個人などで経営していて1店舗しかないお店の場合、閉店するとなるとそのお店で在庫を処分してしまわないといけないため、赤字覚悟で大安売りする場合があります。もっとも、個人経営の店舗の場合常連のお客様優先でよいセール品が出回るでしょうが、一般客にも開かれた閉店セールの場合はお買い得商品が販売される可能性が高いねらい目のセールとなります。

フランチャイズ経営の店舗の場合があるので注意

店舗によっては有名なブランドで取り扱う商品もそのブランドだが、経営者がフランチャイズ運営のオーナーという場合があります。要は、そのブランドを直接経営している会社とフランチャイズ契約を結んで販売している店舗のことです。このような形態の場合、先ほど述べた在庫の観点からみると、チェーン店であっても在庫の処分の仕方が変わってくることがあります。フランチャイズのオーナーの考え方や契約条件によっては同ブランドであっても他の店舗に在庫を移動することができない場合があり、その様な場合も破格の値段で在庫処分をする場合があります。

ちなみにそのお店がフランチャイズ店かどうかを見分ける方法の一つとして、ブランドのホームページに直営店かフランチャイズ店かが記載されている場合があります。

他にも店舗の求人情報をチェックすると雇用主の会社情報が分かると思いますので、ブランドの直営の会社でなければフランチャイズ契約の店舗ということが分かります。

閉店の理由と経営会社を見てから閉店セールに行きましょう

以上、本当にお得な閉店セールを見分けるための重要ポイント2点を説明させていただきました。もしお近くで閉店セールが開催されていたら勢いで買ってしまうのではなく、どのような閉店セールかを見極めてからお店に入ると本当にお得な買い物ができるかもしれません。

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